口呼吸の子どもに迫る出っ歯や感染症のリスク
みなさま、こんにちは。
門前仲町・木場駅エリアの門前仲町髙木歯科です。
いつもお子さんがポカンとお口を開けた状態だったら、「口呼吸」がクセになっているかもしれません。
「口呼吸?息ができているなら問題ないのでは?」という考えはとても危険です。
口呼吸がクセになると、風邪をひきやすくなったり、歯並びが悪くなったり、いつのまにか出っ歯になっていることも…。
子どもに限らず、大人も口呼吸のリスクは同じです。この機会に、ご家族全員で健康を害する口呼吸がクセになっていないかチェックしてみてください。
●歯並びが悪くなる、出っ歯になりやすい
口呼吸でお口をポカンと開けている状態が長く続くと、口の周りの筋力が弱まり、歯が前の方へ押し出されるように成長しやすい状態になります。そのため、歯並びが悪くなったり、出っ歯になったりするリスクが高まります。
●太っていないのにアゴがなくなる、2重あごになる
口呼吸のクセを長く続けていると、お口から侵入したウイルスなどを食い止めるためにのどの奥にあるアデノイドというリンパ組織が反応を起こして肥大します。これが続くと、肥大したアデノイドに圧迫されて、さらに鼻で息をしにくくなります。そうなると口呼吸があたりまえの状態に。
こうなると顔の印象が変わってきます。そのため口や舌の筋肉が衰え、下あごが発達せずにあごが無いように見えたり、太っていないのに二重あごになったりします。これを「アデノイド顔貌」といいます。
子どものうちに口呼吸のクセをやめ、鼻呼吸に改善しておくことが大切です。
●風邪などの感染症にかかりやすくなる
口呼吸をしていると口の中が乾燥し、雑菌やウイルスが侵入して活発化しやすくなります。
風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなりますし、口の中の細菌が増えてむし歯にもなりやすい状態です。アレルギーも誘発しやすくなります。
口呼吸は、口周りの筋肉をトレーニングすれば改善を図れます。
お口まわりの筋トレには、シャボン玉を飛ばしたり、風船をふくらませたりする遊びも効果的。歯科医院でも、お口の体操やテープを貼って寝る方法などで治療します。
口呼吸をはじめ、お子さんのお口に関するお悩みがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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投稿日:2020年5月29日
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