日本初! レジン浸潤法(Icon)に
関する著書を出版いたしました
このたび、院長の髙木仲人が2025年8月1日に単著の書籍を出版いたします。
本書は、ホワイトニング・レジン浸潤法(Icon)・CR(コンポジットレジン)を活用したMI(低侵襲)審美歯科治療を網羅的に解説した一冊です。中でも、レジン浸潤法(Icon)・ホワイトスポット治療に特化した解説書としては日本初となる貴重な内容を含んでおり、ホワイトスポット治療に取り組む歯科医師の方々にも参考にしていただける内容となっております。
当院では、こうした最新の知見と技術をもとに、患者様一人ひとりに合わせた安心・安全・美しさにこだわった審美治療を提供しています。今後も、根拠に基づいた質の高い医療の提供に努めてまいります。
JT Concept BASICにお邪魔いたしました
静岡県浜松市にあります田代歯科医院の田代先生が主催されているJT Concept BASICにお手伝いとしてお邪魔させていただきました。その際、田上順次先生(写真左)、田代浩史先生(写真右)とお写真を撮らせていただきました。
田上順次 先生
東京科学大学(旧東京医科歯科大学)
名誉教授
クオーツデンタルクリニック 院長
田代浩史 先生
田代歯科医院 院長
東京科学大学(旧東京医科歯科大学)
臨床教授
(齲蝕制御学)
メディア情報
学会発表・研究実績に
ついて
ホワイトスポット・ブラウンスポットに
対する審美歯科治療の研究と臨床
門前仲町髙木歯科 院長・髙木仲人は、ホワイトスポット(白斑)やブラウンスポット(褐色斑)に対する審美歯科治療について、臨床と研究の両面から継続的に取り組んでいます。
2025年には、日本歯科保存学会 秋季学術大会(第163回)において、以下の2演題を発表しました。
ホワイトスポットおよびブラウン
スポットに対する審美修復処置の
一例
ホワイトニング・
マイクロアブレージョン・
レジン浸潤法・
コンポジットレジン修復の併用
本発表では、歯の白い斑点(ホワイトスポット)や茶色い変色(ブラウンスポット)に対し、ホワイトニング、マイクロアブレージョン、レジン浸潤法、コンポジットレジン修復を症例ごとに適切に組み合わせることで、歯をできるだけ削らずに審美性を回復する治療戦略を症例を通して報告しました。
単一の治療法では改善が難しいケースにおいても、原因や深さを見極めたうえで複数の低侵襲治療を組み合わせることで、自然な色調回復と高い患者満足度が得られることを示しています。
接着性モノマー含有低粘性レジン
浸潤材のホワイトスポット改善効果に
関する光学的定量評価
本研究では、ホワイトスポット治療に用いられる低粘性レジン浸潤材について、従来材料と比較しながら、接着性モノマーを含有した浸潤材の色調改善効果を光学的に定量評価しました。
肉眼的な印象だけでなく、客観的な数値評価を用いることで、レジン浸潤法がホワイトスポットの視認性低下にどのように寄与するのかを科学的に検証しています。
この研究成果は、より後戻りしにくく、長期安定性を考慮したホワイトスポット治療の発展につながるものです。
臨床と研究に基づくホワイトスポット
治療を提供しています
門前仲町髙木歯科では、「ホワイトスポット=削って被せる」ではなく、可能な限り歯を残すMI(Minimal Intervention)審美歯科治療を重視しています。学会発表・研究で得られた知見を日常臨床に反映し、症例ごとに最適なホワイトスポット・変色歯治療をご提案しています。
ホワイトスポットや歯の色ムラ、変色でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ホワイトスポット
の原因について
初期虫歯由来
虫歯は脱灰と再石灰化のバランスが崩れることで発生します。エナメル質表層下のミネラルが失われることにより、透光性が低下して目に見えるような光学的な特性が変化した状態です。肉眼で明らかに白色の変色が認められます。
マルチブラケットシステムによる
歯列矯正歯科治療のホワイトスポット
固定式装置を装着することにより、矯正治療を受診している患者の68.4%に、ホワイトスポットが発生したという研究報告もあります。
※参考文献:
Sundararaj D, et al. Critical evaluation of incidence and prevalence of white spot lesions during fixed orthodontic appliance treatment: A meta-analysis. J Int Soc Prev Community Dent.
歯牙フッ素症
諸外国ではウォーターフロリデーションと呼ばれる取り組みにより水道水に高濃度のフッ素が添加されており、う蝕の予防に非常に役立っています。
その反面、歯の形成期に高濃度のフッ素を歯に取り込むことにより歯の表面に白色や茶色の斑点ができることがあります。海外ではメジャーな歯の白質病変ですが、日本ではほぼ起こりませんので気にしないで下さい。(フッ素塗布では起こりません)
エナメル質形成不全
歯の形成期にかかった病気や栄養状態の不良、遺伝等により歯の表面のエナメル質が上手く作られなかった状態です。
虫歯ではないのですが、エナメル質が正常に作られなかったため正常な部分と比べると結晶構造が変化しているため光の屈折率が異なるため色が白く見えたりします。白色~茶色とカラーバリエーションがあります。
MIH(Molar Incisor Hypomineralization)
前歯と第一大臼歯に限局して発症するエナメル質形成不全で、白色の病変の範囲や形成不全の深度は症例によって異なります。
諸外国では認知のある病気ですが、日本では歯科関係者でも知っている人が少ないです。日本における大規模調査において7〜12歳の罹患率は11.9%と諸外国と比較しても同程度の罹患率があるので、国内の歯科関係者への周知が必要です。原因は確定的なものはまだ確定していませんが、エナメル質形成時のビタミンDの不足を指摘する研究もあります。
前歯と第一大臼歯に限局して発症するエナメル質形成不全
※参考文献:
エナメル質形成不全(MIH)―わが国におけるMIH発症に関する大規模調査から
J Headlth Care Dent.2014;14:6-12.
科学研究費助成事業 Vitamin D regulates dentalepithelical cell differentiation and enamel formation 平成30年5/18
ホワイトスポットの
治療法について
ホワイトスポットは治りますか?
歯の結晶構造に変化が起きているため、自然に治ることはありません。
また、ホワイトニングでは治せません。ホワイトニングにより歯の明度を高くすることで、白斑を目立ちにくくすることはできるかもしれません。後にお話しをさせて頂く低粘性レジン浸潤法の際にホワイトニングを併用することは非常に有意義であると考えられます。
1. 切削して治療します
過度に白色が強い場合、もしくは茶褐色が強い場合には完全に色を改善したいのであれば、最小限の切削を行ないコンポジットレジン修復でダイレクトボンディングで治療することもあります。
ホワイトニング、
ダイレクトボンディング併用症例
2. 非切削で治療します
オパールーストラ
塩酸の含有された研磨剤で研磨をすることにより、化学的なステイン除去に加えて穏やかな機械的研磨で仕上げることができます。深さ0.2mm未満の脱灰したエナメル質を速やかに取り除きます。病変によりまだらになったエナメル質の白色および褐色の病変の治療に適しています。
表層下脱灰が0.2mm以上の症例、色が過度に強い症例には適していません。表層のエナメル質が少し薄くなることにより一時的に知覚過敏が起きる可能性があります。マルチブラケットシステムによる歯列矯正後の軽度のホワイトスポットは対応可能です。
症例はこちら
ホワイトスポット治療・
ブラウンスポット治療の
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ホワイトスポット(アイコン)治療とは
※アイコンによるホワイトスポット治療は15歳以上が診療対象となります。
アイコン(アイコン)は、シーラントの代替となる平滑面の予防充填材です。
この治療法は、低粘度のレジン(TEGDMA)をエナメル質の初期脱灰部(ホワイトスポット)に浸潤させ、ミネラルの溶出をを防ぐことで初期虫歯を予防する目的で開発されました。さらに、低粘度のレジンを表層下脱灰部に浸潤させることで、白濁(ホワイトスポット)の改善を図ることも可能です。
近年ではこのホワイトスポット治療としての治療方で脚光を浴びている製品です。
レジン浸潤法という治療法は、日本ではまだあまり見られません。ただし、諸外国では一般的な治療法であり、商品名である「アイコン治療」として広く知られています。
アイコン治療の特徴
- 歯を削らずに初期むし歯を予防できる
初期むし歯はフッ素塗布などで進行を抑えることが一般的ですが、アイコンはレジンを浸透させることでむし歯の進行を阻止することができます(シーラント)。
- 痛みはほとんどありません。
多くの症例で麻酔は不要です。痛みが苦手な人にとって優しい治療法です。*ラバーダム防湿をする際の痛みがあるため麻酔を併用することもあります。
- 治療が短い
1回の治療で完了することが多く、60分程度で治療が行えます。
- 歯の白斑(ホワイトスポット)の改善
ホワイトスポット(歯の白いシミ)にも効果があり、審美的なメリットがあります。
- 適用範囲
適用範囲が制限される初期むし歯(C0~C1)やホワイトスポットには有効ですが、進行したむし歯には適用できません。
ホワイトスポット(アイコン)治療の流れ
※アイコンによるホワイトスポット治療は15歳以上が診療対象となります。
Iconはアイコンエッチ・アイコンドライ・アイコンインフィルトラントの3つのお薬からできています。

※前歯のホワイトスポット(白い斑点)治療
※患者さんに症例使用のご許可を頂いております
-
薬剤が漏れないようにラバーダム防湿(ゴムのマスク)をしてアイコンエッチを塗布
-
水洗乾燥し、アイコンドライを塗布
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アイコンインフィルトラントを塗布して光照射
-
-
アイコン治療後
写真左側の前歯のホワイトスポット(白い斑点)が消えているのが分かります。
「アイコン;Icon」は歯を削らずにホワイトスポット(歯の白い斑点)を消すことができます。
治療のステップはアイコンエッチ→アイコンドライ→アイコンインフィルトラントを塗布の3ステップです。ホワイトスポットを目立ちにくくする良い治療法ですが、まだ日本においては定着しておらずアイコン治療をできるクリックは非常に限られています。
削ってコンポジットレジン修復、ラミネートべニアやセラミッククラウンにする前に是非一度ご相談下さい。
ご相談・契約→アイコン治療→経過観察の合計3回治療にお時間がかかります。
料金の詳細はこちら
ホワイトスポット(アイコン)治療のよくあるご質問
ホワイトスポットは自然に消えますか?
基本的に、自然に完全に消えることはありません。
ホワイトスポット(White Spot Lesion)は、歯の表面(エナメル質)の内部が脱灰し、微細な空隙が生じることで光の反射が変化し、白く見える状態です。一度この構造が形成されると、何もしなくても元の透明な状態に自然回復することはほとんどありません。
ただし、ごく初期のホワイトスポットでは、唾液やフッ素による再石灰化により進行が抑えられたり、目立ちにくくなることはあります。しかし、白斑がはっきり見える状態まで進行している場合、審美的な改善には専門的な歯科治療が必要になります。
ホワイトスポットは歯磨き粉で
治りますか?
歯磨き粉だけでホワイトスポットを治すことはできません。
フッ素配合歯磨き粉や、再石灰化をうたった歯磨き粉は、ホワイトスポットの進行予防や、ごく軽度な表層の変化には一定の効果が期待できます。しかし、すでにエナメル質内部に構造的変化が生じているホワイトスポットを、歯磨き粉だけで消失させることは困難です。
歯磨き粉はあくまで「予防」や「補助的ケア」と位置づけるのが適切であり、見た目の改善を目的とする場合は、歯科医院での診断と治療選択が重要です。
ホワイトスポットはホワイトニングで
治せますか?
ホワイトニングで「消える」わけではありませんが、目立ちにくくなることはあります。
ホワイトニングは、歯全体の色調を明るくする治療であり、ホワイトスポットそのものの構造を治す治療ではありません。そのため、ホワイトニング後に周囲の歯が白くなることで、ホワイトスポットとのコントラストが変化し、一時的に目立たなくなる場合があります。
一方で、ホワイトニングによって、
- ホワイトスポットが逆に強調される
- 白斑がまだらに見える
といったケースもあり、適切な診断なしに行うと満足度が下がることがあります。
そのため、ホワイトスポットがある場合は、
- ホワイトニング
- レジン浸潤法(ICONなど)
- マイクロアブレージョン
- コンポジットレジン修復
などを単独または組み合わせて計画することが重要です。
ホワイトスポットは自分で
治せますか?
ご自宅で完全に治すことはできません。
セルフケア(歯磨き・フッ素・市販製品)でできるのは、「進行を防ぐ」「口腔内環境を整える」といった予防的対応までです。すでに目に見えるホワイトスポットを、ご自身のケアだけで消すことはできません。
現在、歯科医院では、歯をほとんど削らずに白斑を改善できるレジン浸潤法(ICON:DMG社)など、低侵襲(MI:Minimal Intervention)な治療法も確立されています。
重要なのは、「削らずに済む時期を逃さないこと」です。
当院のホワイトスポット治療について
ホワイトスポットの原因や状態は、むし歯初期、矯正後、フッ素症、外傷、発育異常など多岐にわたります。
見た目が似ていても、治療法の選択を誤ると改善しない、または悪化することがあります。
門前仲町髙木歯科では、保存修復学・審美歯科の研究と臨床経験に基づき、削らない・削る量を最小限にする「テーラーメイド型MI審美治療」を行っています。
ICON(アイコン)は、ドイツDMG社が開発した「レジン浸潤法」専用材料で、歯を削らずにホワイトスポット(白斑)を改善することを目的とした低侵襲(MI)治療です。
詳細は、メーカー公式サイトをご参照ください。
ICON(DMG社)公式サイトはこちら
※ホワイトスポットの原因(初期むし歯・矯正後・フッ素症など)や深さにより、最適な治療は異なります。
ホワイトスポットは
治した方が良いですか?
見た目が気になって口元を気にしてしまうのであれば審美治療を行なった方がいいと思います。
アイコン治療は
年齢制限はありますか?
歯の形成が終了してからの方が良いと考えます。未成年者にはご両親の承諾証が必要です。
アイコン治療は
妊娠中でもできますか?
妊娠中でも治療を受けることは可能です。
アイコン治療は痛みを感じますか?
痛みはほとんどありません。
アイコン治療にかかる期間は
どのくらいですか?
即日終了ですが、回数がかかることもあります。
アイコン治療の
治療時間はどのくらいですか?
1.5〜2時間程お時間がかかります。
アイコン治療が受けられないケースは
ありますか?
変色が過度に強い場合や、う蝕で歯に穴が開いているような場合は、アイコン治療を受けることができません。
アイコン治療終了後に起きる可能性のある問題はありますか?
後戻りする可能性、
着色してくる可能性があります。
ブラウンスポット
~歯の茶色いしみ~
ブラウンスポットの原因
歯の褐色班病変/ブラウンスポット(Brown spot enamel lesions, 以下BSL)はエナメル質の局所的な茶色~黒色の変化です。
この茶色いしみは、歯の成長段階における有機物質や金属分子が吸収されてしまったことによって起こるとされています。
歯の再石灰化が高度に起きており、酸に対する抵抗性が高いため審美的に治療するのには歯科医師に高い知識と技術が必要とされます。
ブラウンスポットの治し方
歯のホワイトニングを行い色素(茶色―黒色)の分解してから、ホワイトニングを行います。
その後にIcon(アイコン)治療を行うことで、歯を削ることなく審美的に治療が可能です。
ブラウンスポット・
ホワイトスポット(アイコン)・
ダイレクトボンディングの症例
症例はこちら
ブラウンスポット治療のよくある質問
ブラウンスポットは
歯磨きで治りますか?
歯の内部に色素がとりこまれているため、通常の歯磨きでは綺麗になりません。
歯のホワイトニング、Icon(アイコン)治療が必要です。
ブラウンスポット、ホワイトスポットの
治療は何歳から行えますか?
ラバーダム防湿が必要なため、歯の萌出がある程度完了している15歳以上が目安となります。
ホワイトニングを併用するのであれば、エナメル質の成熟を待ち18歳以上になってから行う方がいいでしょう。
大学レベルの治療水準と保証
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※院長の髙木仲人は国立大学法人徳島大学大学院再生歯科治療学分野に所属しており、ホワイトスポットおける病態の解析、改善についても研究を行なって参りますので安心してご通院なさって下さい。
ホワイトスポット治療・
ブラウンスポット治療の
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