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ホワイトスポット治療、ICON(アイコン)治療とダイレクトボンディング

門前仲町髙木歯科|ICONを併用したホワイトスポット治療

江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内の門前仲町髙木歯科です。遠方よりお越しの方は東京駅よりお車で10分程で通院が可能です。

院長の髙木は国立大学法人徳島大学再生歯科治療学保坂啓一教授のご指導の下、ホワイトスポットの研究、学会発表・セミナー発表、専門誌への執筆を行っております。一般社団法人 日本歯科審美学会認定医、日本総合歯科学会指導医でもあり、患者様に合わせたテーラーメイドでのホワイトスポット治療・ブラウンスポット治療・デンタルホワイトニング・セラミック治療・ダイレクトボンディングのご相談が可能です。

ホワイトスポット治療における日本の現状

ホワイトスポットの治療は、いまだ日本においては正しい審査・診断と治療方法が普及していません。そのため、適切な治療を受けられずに悩まれている患者様も多くいらっしゃいます。

ホワイトスポットの原因

ホワイトスポット病変とは、う蝕による欠損を伴わない、脱灰に伴う初期病変です。

主な原因として表層脱灰と表層下脱灰があります。

1:表層脱灰 エナメル質が酸の影響で溶出している。

原因として清掃不良に伴う長期のプラークの停滞。マルチブラケットシステムによる歯列矯正による清掃不良。

2:表層下脱灰 エナメル質の表層直下の層が酸の影響をうけて脱灰している。→典型的なホワイトスポットとして観察される。

その他の原因として

歯牙フッ素症

諸外国ではウォーターフロリデーションと呼ばれる取り組みにより、水道水に高濃度のフッ素が添加され、う蝕予防に役立っている。その反面、歯の形成期に高濃度のフッ素を歯に取り込むことにより歯の表面に白色や茶色の斑点ができることがある。海外ではメジャーなWSLの原因であるが、日本で発症することは考えにくい。

エナメル質形成不全

歯の形成期にかかった病気や栄養状態の不良、遺伝性疾患により歯の表面のエナメル質が上手く作られなかった状態です。虫歯ではありませんが、エナメル質が正常に作られなかったため結晶構造が変化しており、光の屈折率が異なり白く見える。白色~茶色とカラーバリエーションがあります。

MIH(Molar Incisor Hypomineralization)

前歯と第一大臼歯に原局して発症するエナメル質形成不全です。諸外国では広く知られているWSL病変ですが、日本での認知度は低い。一方で日本における大規模調査において7〜12歳の罹患率は11.9%と諸外国と比較しても同程度の罹患率があるため、国内の周知が必要である。原因は確定的ではないが、エナメル質形成時のビタミンDの不足を指摘する研究もあります。

エナメル質形成不全(MIH)―わが国におけるMIH発症に関する大規模調査から
J Headlth Care Dent.2014;14:6-12.
科学研究費助成事業 Vitamin D regulates dentalepithelical cell differentiation and enamel formation 平成30年5/18

マルチブラケットシステムによる歯列矯正後のホワイトスポット

固定式装置を装着することにより、矯正治療を受診している患者の68.4%に、ホワイトスポットが発生したという研究報告もあります。

※参考文献:
Sundararaj D, et al. Critical evaluation of incidence and prevalence of white spot lesions during fixed orthodontic appliance treatment: A meta-analysis. J Int Soc Prev Community Dent.

ICON治療とは?

ICON(アイコン)は、削らずにホワイトスポットを改善できる治療法です。低粘度のレジン(樹脂)をエナメル質に浸透させ、ホワイトスポットを目立たなくすることで、自然な歯の色調を取り戻すことができます。削らずに治療できるため、痛みはほとんどなく、歯質を守りながら審美的な改善が可能です。

ICON治療のメリットとデメリット

メリット:

  • 歯を削らずに治療することが可能です
  • 痛みはほとんど、ありません。
  • 自然な見た目を取り戻せる。
  • 症例によってはコンポジットレジン修復を行うよりも、再現性が高い審美歯科治療が可能です。

デメリット:

  • 全てのホワイトスポットに対応できるわけではありません。深いホワイトスポットの症例にはダイレクトボンディングを併用することがあります。
  • メンテナンス不足では早期にICONレジンに着色が発生する可能性があります。
  • 保険診療ではありません、自費治療となります。

ICON治療の流れ

審査・診断:お困りの症状をカウンセリングさせて頂きます。ホワイトスポットの原因や状態を診断し、ICON治療が適切かを判断します。

ICON治療:レジンを浸透させる処置を行います。痛みはほとんど伴いません。

経過観察:治療後の状態を確認し、必要に応じてフォローアップを行います。

合計3回の来院が必要です。

 

ダイレクトボンディングについて

■ マイクロスコープの使用によるメリット

1. 視野の拡大と明瞭化

  • 高倍率(最大20倍程度)での観察により、歯質の境界、マージン部の段差、マイクロクラック、気泡の混入などを明瞭に把握可能。

  • 特にエナメル質と象牙質の境界や、辺縁隆線・隣接面形態の再現が求められる場合に有効。

2. 精密な形成・築盛・研磨操作が可能

  • 細部までコントロール可能な視認性により、レジンの築盛操作や表面形態の再現の精度が向上。

  • 特に審美性が求められる前歯部や、隣接面接触点の形成など繊細な処置に有用。

■ ラバーダム防湿下での処置のメリット

1. 湿度・唾液・血液からの隔離による接着性向上

  • コンポジットレジン修復では、接着面の湿潤は接着阻害要因となるため、完全な乾燥環境を確保できるラバーダムは接着成功の必須条件。

  • 特に象牙質との接着(ハイブリッドレイヤー形成)において、湿潤環境下では未重合レジン層の形成など不良接着の原因となる。

2. 術野の視認性・操作性の向上

  • 軟組織や唇・舌の干渉を排除し、術野の視認性と操作性を大幅に向上させる。

  • 唾液の再流入や血液による汚染のリスクも排除可能。

3. 感染対策と再発防止

  • ラバーダムの使用により、口腔内常在菌の術野への侵入が防がれ、う蝕の再発や修復物周囲の微小漏洩のリスクを軽減。

  • とくに深部象牙質や象牙細管が露出している症例では必須。

実際のICON症例を提示させて頂きます。(患者さんからの同意を得て写真を掲載しています)

前歯の切縁にはホワイトスポットが確認できます。歯と歯の間には適合の悪いコンポジットレジン(保険の白い詰物)が充填されています。

ホワイトスポットは削らずにICON(アイコン)治療を行うこととし、歯の間の詰め物は歯肉へのはみ出しも確認されたため、マイクロスコープとラバーダム防湿を使用したダイレクトボンディングを併用することとしました。

ラバーダム防湿を行い、ICON治療を行っていきます。

 

 

マイクロスコープを使用してダイレクトボンディングを行っていきます。

 

最終研磨時の口腔内写真です。

 

歯を一切削ることなくホワイトスポット治療を行うことができました。

不適合な修復物はマイクロスコープを使用してダイレクトボンディングを行ったことで最小限の切削介入で治療を行うことが可能です。

歯の本来もつ美しい、透明感のある色調に改善ができました。患者さん、術者共に削らずに綺麗になったことを喜んだ記憶があります。

ICON治療のメリットは

・歯を削らずにホワイトスポットを消すことができる

・患者さん本来の歯の色、透明感を再現できる

ということにあります。もし、このホワイトスポットをダイレクトボンディングで再現しようとるすと、歯科医師にはかなりのスキルの習熟と才能が求められます。

オールセラミッククラウンやべニア等のセラミック治療では、あまりにも多くの歯を削る必要があるため歯の健康寿命を考えると行うべきではありません。

ICON治療の現状と門前仲町髙木歯科の強み

多くの歯科医院ではICON(アイコン)治療を行っていません。またホワイトスポットとブラウンスポットに対する歯科医師の認知も十分ではありません。ICON治療の使用法を熟知している歯科医師の数は相当に限られています。

院長の髙木仲人はアイコン治療についての研究を行い、歯科医師向けの雑誌での寄稿やホワイトスポット治療の講演も行っています。また、日本歯科審美学会認定医でもありますので、安心してホワイトスポット治療、ブラウンスポット治療を受診なさってください。

 

治療料金と治療回数

  • アイコン治療:1歯 ¥66,000(税込)
  • 症例写真提供不可の場合:1歯 ¥88,000(税込)
  • ホワイトニング併用:¥22,000〜¥44,000(税込)
  • 治療回数:ご相談・施術・経過観察の合計で約3回の治療が必要です。
  • 推奨年齢:年齢制限はありませんが、基本的には15歳以上の方を対象としています。
  • ダイレクトボンディング1歯¥77000(税込)

~当院のご紹介~

門前仲町髙木歯科では、智歯抜歯・歯列矯正・虫歯治療・ホワイトニング・ホワイトスポット治療・セラミック治療・ダイレクトボンディングまで、各専門医による診療を受けることが可能です。

日本総合歯科学会指導医、日本歯科審美学会認定医、日本口腔外科学会専門医、日本矯正歯科学会認定医が在籍しております。

アクセス

  • 所在地:江東区門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内。
  • 駐車場:地下にクリニックモール用の駐車場がございます。東京駅、銀座駅、豊洲や有明からもご通院可能です。東京駅から車で10分程、豊洲駅からは5分です。
  • 遠方からお越しの場合:東京駅よりタクシーで10分程でご通院いただけます。

ご相談・お問い合わせ

ホワイトスポットの治療についてご相談をご希望の方は、当院までお気軽にお問い合わせください。

アクセスはこちらです

https://www.takagi-dc.net/access.html

 

ホワイトスポット治療専用相談フォームはこちらをタップして下さい

歯医者、歯の色、ホワイトスポット・ブラウンスポット、ダイレクトボンディングやセラミック等の審美治療でお困りの方は門前仲町髙木歯科へお気軽にお問い合わせください。

執筆者:門前仲町髙木歯科 院長 髙木仲人

投稿日:2025年6月16日

ホワイトスポット、アイコン治療とダイレクトボンディング

江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内の門前仲町髙木歯科です。遠方よりお越しの方は東京駅よりお車で10分程で通院が可能です。院長の髙木は国立大学法人徳島大学再生歯科治療学保坂啓一教授のご指導の下、ホワイトスポットの研究また学会発表・セミナー発表、専門誌への執筆を行っております。

また院長の髙木仲人は一般社団法人 日本歯科審美学会認定医、日本総合歯科学会指導医です。患者さんに合わせたテーラーメイドでのホワイトスポット治療・ブラウンスポット治療・デンタルホワイトニング・セラミック治療・ダイレクトボンディングのご相談が可能です。

ホワイトスポットについてICONを使用し、ダイレクトボンディングを併用した症例についてお話をさせて頂きます。

*患者さんより症例写真の使用のご許可を頂いています。

初診来院時の口腔内写真

歯の全体に範囲の広いホワイトスポットが確認できました。患者さんは小学生の頃よりホワイトスポットに気がついており、色調についてお悩みでした。軽度のエナメル質形成不全が疑われる症例です。中央の前歯2本をICONを使用して、歯を削ることなくホワイトスポットを治療していくこととしました。中央部にはエナメル質が溶解しており、ICONだけでは色調と形態改善が行えないためダイレクトボンディングを併用することとしました。

 

ICON治療・ダイレクトボンディング治療後の口腔内写真

ICON治療を行い、中央部はダイレクトボンディングをすることで歯を一切削ることなく低侵襲で審美的な歯科治療を行うことができました。

多くの歯科医院ではIcon(アイコン)治療を行っていないのと、ホワイトスポットとブラウンスポットに対する歯科医師の認知もありません。使用法を熟知している歯科医師の数は相当に限られています。

院長の髙木仲人はアイコン治療についての研究、歯科医師向けの雑誌での寄稿、歯科医師向けのホワイトスポット治療の講演も行っております。また日本歯科審美学会認定医でもありますので安心してホワイトスポット治療、ブラウンスポット治療を受診なさって下さい。

アイコン治療は1歯¥66000(税込)。症例写真提供不可の方は1歯¥88000(税込)となっております。ホワイトニング、¥22000~¥44000円を併用することがあります。

ご相談・施術・経過観察の合計3回ほどの治療回数がかかります。年齢制限のない治療法ではありますが、基本的には15歳以上での治療をお勧め致します。永続的に色が消失するわけではなく色の後戻りが起こることもあります。

門前仲町髙木歯科では1つのクリニックで知歯抜歯・歯列矯正・虫歯治療・ホワイトニング・ホワイトスポット治療、セラミック治療、ダイレクトボンディングまで各専門医の診療を受診することが可能です。日本総合歯科学会指導医、日本歯科審美学会認定医、日本口腔外科学会専門医、日本矯正歯科学会認定医が在籍しております。

門前仲町髙木歯科は江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内にございます。地下にクリニックモール用の駐車場がございますので東京駅、銀座駅、豊洲や有明からもご通院可能です。(東京駅車で10分程、豊洲駅からは5分)

遠方よりお越しの方は東京駅よりタクシーで10分程でご通院が可能です。

アクセスはこちらです

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投稿日:2025年3月23日

なるべく歯を削らない、ダイレクトボンディング、東京

江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内の門前仲町髙木歯科です。遠方よりお越しの方は東京駅よりお車で10分程で通院が可能です。院長の髙木は国立大学法人徳島大学再生歯科治療学保坂啓一教授のご指導の下、ホワイトスポットの研究また学会発表・セミナー発表、専門誌への執筆を行っております。

また院長の髙木仲人は一般社団法人 日本歯科審美学会認定医、日本総合歯科学会指導医です。患者さんに合わせたテーラーメイドでのホワイトスポット治療・ブラウンスポット治療・デンタルホワイトニング・セラミック治療・ダイレクトボンディングのご相談が可能です。

本日はダイレクトボンディングについてお話をさせていただきます。

虫歯の治療をする時には治療方法として

1 直接修復法(その場でつめる)

2 間接修復法(型どりをして、後日詰め物をセメント等でつめる)

という方法があります。

直接修復法のメリットは、歯を削る量を最小限にすることが可能。その場で詰め物を詰めるため、来院回数が少ない。セラミックの詰め物と比較して、2倍程の高い接着力で詰めることができるため脱離しにくい。といったメリットがあります。

デメリットは、口を開けている時間が間接修復法と比較して長くなる。全ての歯科医師ができるわけではない、といったことがあります。

間接修復法のメリットは、歯の彫刻を後日じっくりと行うことができるため歯の再現性が高い。セラミック等の表面性状の優れた素材を使用することができる。

デメリットは、歯を削る量は直接修復法と比較して大幅に大きいということです。

 

院長の髙木仲人は接着修復が大好きで、現在徳島大学再生歯科治療学分野に所属し研究・発表を行っています。

また当院で使用するボンディング(接着材)は、ゴールドスタンダードと呼ばれる接着力の高い製品を使用しております。

ラバーダム防湿と呼ばれる、う蝕治療中にばい菌が入らないよう配慮しつつマイクロスコープを使用して、う蝕治療・ダイレクトボンディングを行ってまいります。

 

それでは、実際の症例をみてみましょう。

他院で治療した詰め物がしみる、痛い。レントゲン写真より詰め物の下に、う蝕の取り残しが確認できます。

 

ラバーダム防湿を行い、唾液が入り込み再度の虫歯の感染が発生しないようにしました。慎重に虫歯を除去して

 

コンポジットレジンを充填していきます

 

 

最小限の切削介入で虫歯の治療を行えました。

保険診療で、1時間以上の時間をかけてラバーダム防湿を行い、マイクロスコープを使用してう蝕治療を行うことはできません。

精度の高いう蝕治療、ダイレクトボンディングをご希望の方はご相談下さい。

門前仲町髙木歯科では1つのクリニックで知歯抜歯・歯列矯正・虫歯治療・ホワイトニング・ホワイトスポット治療、セラミック治療、ダイレクトボンディングまで各専門医の診療を受診することが可能です。日本総合歯科学会指導医、日本歯科審美学会認定医、日本口腔外科学会専門医、日本矯正歯科学会認定医が在籍しております。

門前仲町髙木歯科は江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内にございます。地下にクリニックモール用の駐車場がございますので東京駅、銀座駅、豊洲や有明からもご通院可能です。(東京駅車で10分程、豊洲駅からは5分)

遠方よりお越しの方は東京駅よりタクシーで10分程でご通院が可能です。

アクセスはこちらです

https://www.takagi-dc.net/access.html

 

歯医者、歯の色、ホワイトスポット・ブラウンスポット、ダイレクトボンディングやセラミック治療等の審美治療でお困りの方は門前仲町髙木歯科へお気軽にお問い合わせください。

投稿日:2025年3月12日

歯を削らない ホワイトスポット(歯の白斑、白いしみ)アイコン(Icon)治療

江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内の門前仲町髙木歯科です。遠方よりお越しの方は東京駅よりお車で10分程で通院が可能です。院長の髙木は国立大学法人徳島大学再生歯科治療学保坂啓一教授のご指導の下、ホワイトスポットの研究また学会発表・セミナー発表、専門誌への執筆を行っております。

また院長の髙木仲人は一般社団法人 日本歯科審美歯科学会認定医です、安心安全なホワイトスポット治療・デンタルホワイトニング・セラミック治療のご相談が可能です。

 

ホワイトスポットは様々な原因で生じますが、歯が萌出してきた時には既にホワイトスポットがあったので幼少の頃から気になっていたという生まれもっての症例と

マルチブラケットシステムによる歯列矯正後のホワイトスポット、のように後天的に発生する症例もあります。

ホワイトスポットが発生した場合、自然に消えることはありませんし歯磨き粉でも治りません。多くの歯科医院ではむし歯ではないから放っておこう。と言われることと思います。どうしても気になるのなら削ってレジンを詰めるか、セラミックの被せ物をかぶせよう。と話されるクリニックもあるかもしれません。

しかし、歯は一度削ってしまうと二度と元に戻りません。歯を削らずにホワイトスポットを治療する方法としてIcon(アイコン)治療があります。

治療方法:https://www.takagi-dc.net/service/whitespot.html

こちらの↑ページの下部に詳しい治療方法が載っています。

 

アイコン治療は歯を削らずにホワイトスポットを消す(目立ちにくくする)現在唯一の治療法です。お薬を塗って、ホワイトスポット部分にレジンとよばれる樹脂を流しこんでホワイトスポットを消すことが可能です。

多くの歯科医院では治療を行っていないのと、使用法を熟知している歯科医師の数は相当に限られています。院長髙木仲人はアイコン治療についての研究、歯科医師向けの雑誌での寄稿もしております。また日本歯科審美学会認定医でもありますので安心してホワイトスポット治療を受診なさって下さい。

ホワイトスポットってどんなもの?

歯の表面に現れる白色の病変です。(White spot lesion)

ホワイトスポットの原因について

 

1初期虫歯由来:虫歯は脱灰と再石灰化のバランスが崩れることで発生します。エナメル質表層下のミネラルが失われることにより、透光性が低下して目に見えるような光学的な特性が変化した状態です。肉眼で明らかに白色の変色が認められます。

2 歯牙フッ素症:諸外国ではウオーターフロリデーションと呼ばれる取り組みにより水道水に高濃度のフッ素が添加されており、う蝕の予防に非常に役立っています。その反面、歯の形成期に高濃度のフッ素を歯に取り込むことにより歯の表面に白色や茶色の斑点ができることがあります。海外ではメジャーな歯の白質病変ですが、日本ではほぼ起こりませんので気にしないで下さい。(フッ素塗布では起こりません)

3 エナメル質形成不全:歯の形成期にかかった病気や栄養状態の不良、遺伝等により歯の表面のエナメル質が上手く作られなかった状態です。虫歯ではないのですが、エナメル質が正常に作られなかったため正常な部分と比べると結晶構造が変化しているため光の屈折率が異なるため色が白く見えたりします。白色~茶色とカラーバリエーションがあります。

4 MIH(Molar Incisor Hypomineralization)

前歯と第一大臼歯に原局して発症するエナメル質形成不全で、白色の病変の範囲や形成不全の深度は症例によって異なります。諸外国では認知のある病気ですが、日本では歯科関係者でも知っている人が少ないです。日本における大規模調査において7-12歳の罹患率は11.9%と諸外国と比較しても同程度の罹患率があるので、国内の歯科関係者への周知が必要です。原因は確定的なものはまだ確定していませんが、エナメル質形成時のビタミンDの不足を指摘する研究もあります。

参考文献:エナメル質形成不全(MIH)―わが国におけるMIH発症に関する大規模調査から J Headlth Care Dent.2014;14:6-12.

科学研究費助成事業 Vitamin D regulates dentalepithelical cell differentiation and enamel formation 平成30年5/18

 

Q:ホワイトスポットは自然に消えますか?

A:ホワイトスポットは歯の結晶構造に変化が起きているため自然に治ることはありません。

 

Q:ホワイトスポットは歯磨き粉で消えますか?

A:ホワイトスポットはエナメル質の0.2~0.8mmに及ぶ結晶構造の変化のため、歯磨き粉で消失することはありません。

 

実際のアイコン(Icon;DMG)を使用した症例写真です(患者さんの了承を得ています)

 

治療前ホワイトスポットと、前歯の古い詰め物の色を綺麗にしたいとの主訴に来院。アイコン治療とダイレクトボンディングを併用して治療をすることとした。

 

アイコン(Icon)を使用して削らずにホワイトスポット治療を行い、コンポジットレジンを併用して歯牙の切削量を最小限となるように行い、審美的に治療を行うことができた。

光照射して固めたら終了です。歯は削ってしまうと二度と元には戻りません。削って治療をする前に、門前仲町高木歯科まで一度ご相談下さい。

アイコン治療は最短でご相談・契約→アイコン治療→経過観察の合計3回で治療をすることが可能です。

アイコン治療は1歯¥44000(税込)。症例写真提供不可の方は1歯¥55000(税込)となっております。ご相談・施術・経過観察の合計3回ほどの治療回数がかかります。年齢制限のない治療法ではありますが、基本的には15歳以上での治療をお勧め致します。永続的に色が消失するわけではなく色の後戻りが起こることもあります。

門前仲町髙木歯科では1つのクリニックで抜歯・歯列矯正・虫歯治療・ホワイトニング・ホワイトスポット治療まで各専門医の診療を受診することが可能です。日本総合歯科学会指導医、日本歯科審美学会認定医、日本口腔外科学会専門医、日本矯正歯科学会認定医が在籍しております。

門前仲町髙木歯科は江東区の門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内にございます。地下にクリニックモール用の駐車場がございますので東京駅、銀座駅、豊洲や有明からもご通院可能です。(東京駅車で10分程、豊洲駅からは5分)

遠方よりお越しの方は東京駅よりタクシーで10分程でご通院が可能です。

アクセスはこちらです

https://www.takagi-dc.net/access.html

歯医者、歯の色、ホワイトスポット等でお困りの方は門前仲町髙木歯科へお気軽にお問い合わせください。

 

投稿日:2024年2月19日

歯を削らないですきっ歯(正中離開)を治す ダイレクトボンディング(コンポジットレジン修復)

江東区、門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内門前仲町髙木歯科です。前歯の隙間、すきっ歯(正中離開)が気になる場合にはどのような治療法があるのでしょうか。

 

①歯科矯正により歯の隙間を埋める

長所:歯を削らない。歯の大きさのバランスが元の状態と一緒なのでバランスが崩れることがない

短所:金額が高額である。治療期間がかかる

 

②セラミックによって間を埋める(セラミッククラウン、ラミネートべニア)

長所:治療が短期間である。2回程。セラミックなので美しさが長持ちする。

短所:歯を切削する。歯の幅が大きくなることがある。ラミネートべニアは脱離したりのリスクを伴う

 

③コンポジットレジン修復(ダイレクトボンディング)

長所:歯を一切削ることがない。修正、研磨が容易である。治療期間が短い(最短1回)

短所:欠けたりすることがある。材料の経年劣化による色の変化がある

 

今回は③のコンポジットレジンを使用したダイレクトボンディングで前歯のすきっ歯(正中離開)を治療した症例についてお話をさせて頂きます。

 

結婚式があるので歯を白くしたい、歯のすきっ歯(正中離開)が気になるという方です。

 

歯の色が濃く、前歯にはすきっ歯(正中離開)が観察されるためホームホワイトニングを1か月使用して頂くことになりました。(ホームホワイトニング費用¥33000円)

 

 

ホームホワイトニングを一か月使用して頂き歯の色が白くなったのを確認し、すきっ歯(正中離開)をコンポジットレジンを使用したダイレクトボンディングを行いました。(前歯ダイレクトボンディング1歯¥55000円)

 

ホームホワイトニングにより歯の色が白くなり、ダイレクトボンディングにて歯を一切削ることなくすきっ歯(正中離開)を治療することができました。

 

マスク装着が個人の判断となったので、歯の色が気になる。前歯のすきっ歯が気になるというご相談が多くなってきております。

門前仲町髙木歯科ではホワイトニング治療の経験豊富な歯学博士が在籍しており、院長の髙木仲人は徳島大学大学院再生歯科治療学分野教室にてダイレクトボンディングのような接着の研究を行っております。

門前仲町髙木歯科では1つのクリニックで抜歯・歯列矯正・虫歯治療・ホワイトニング・ホワイトスポット治療まで各専門医の診療を受診することが可能です。

門前仲町髙木歯科は江東区、門前仲町駅・木場駅・越中島駅から徒歩10分以内にございます。地下にクリニックモール用の駐車場がございますので東京駅、銀座駅、豊洲や有明からもご通院可能です。歯医者でお困り方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

投稿日:2023年3月22日

ダイレクトボンディング ラミネートべニア 歯を削らず 抜歯をしないで歯並びを治す

歯を綺麗にしたいというご相談の時にいくつかのチエック項目があります。

① 歯並び

② 歯の色

③ 歯の形

④ 歯肉の位置・色

以上を顔貌と見比べて美しくさせて頂く必要があります。

 

前回までに歯科矯正、セラミック矯正、ホワイトニングのお話をさせて頂きましたので今回は歯の形を綺麗にする方法のお話しをさせて頂きます。

歯の形・色を同時に治す方法としては歯の表面全体を1mm~1.5mm程切削し、セラミックでできた詰め物を歯の表面に貼り付けるラミネートべニアという方法があります。

 

上の写真は歯並びと歯の色の改善を主訴に来院なされた方です。

 

ラミネートべニアにて治療を行なった後の写真です

歯の表面のみを切削して、セラミックでできたつけ爪のようなものを接着します。歯を全周削るわけではないのでセラミッククラウンよりは歯へのダメージを抑えることができます。素材がセラミックのため美しい歯を再現することができるのと材料の劣化が起こりにくいため美しいさを長期間保つことができます。

歯を切削する必要がある、全ての症例に対応はできない。ということが欠点として挙げられます。

 

次にダイレクトボンディングについてもご説明させていただきます。

その場でコンポジットレジンというセラミック性の材料を用いて接着修復するという手法です。これにより歯を削ったり抜いたりすることなく歯並びや歯の形を綺麗にすることが可能です。

メリットとして

・抜歯不要

・非切削、もしくは最小限の歯の切削で治療が可能

・セラミック修復と比較し直接法なので接着層が少なく、より確実な接着が期待できる。

ということが挙げられます。実際の治療例をご紹介させていただきます。

 

歯のホワイトニングを行い色の改善が行えたのですが、歯の形と歯並び(デコボコ)が気になります。

 

 

ダイレクトボンディング後の写真

 

4本の前歯にダイレクトボンディングを行うことで、歯を抜いたり削ったりせずに歯並びを綺麗にすることができました。

治療は1時間程で終了しました。セラミック修復と違い歯への侵襲は最も少ないですが、材料自体の劣化があるため美しさはセラミック修復程は長持ちしませんが再度研磨、再治療を行うことも非常に容易に行うことが可能です。

 

院長は徳島大学大学院口腔科学研究科口腔科学専攻再生歯科治療学分野に所属し、日々勉強・研究を行っておりますので安心してご受診なさって下さい。

江東区門前仲町髙木歯科は門前仲町駅・木場駅・越中島駅より徒歩10分以内に位置しております。クリニックモール専用の地下駐車場がございますので豊洲、有明などの湾岸エリアの方にも大変多くご通院頂いております。

 

投稿日:2022年3月22日

門前仲町歯のホワイトニング 木場歯のホワイトニング 門前仲町髙木歯科

江東区にあります門前仲町髙木歯科です。歯の色が気になる、白く綺麗な歯にしたいなとお悩みの方がいらっしゃいましたら一度ご来院下さい。

まず歯を白くするときには、歯を削るか削らないか、を考えてください。歯を削らずに治すには歯のホワイトニングやホワイトスポットを治療する低粘性レジン浸潤法(アイコン治療)等があります。ただ色の強さによっては歯を削らないといけないこともあります。一番歯の切削量が少ないのがコンポジットレジン修復です。すこしおおがかりな治療ですと歯の表面を1mm程切削してセラミックを貼り付けるラミネートベニヤ。歯を大きく削りセラミックのかぶせものをしてしまう方法もあります。

歯の色、形によっては大きく削り込みセラミッククラウンで審美障害を解決することもあります。今回は他院で全ての前歯を削りこんでセラミックのかぶせものをしてから矯正治療をしないといけないと言われた方の症例です。

 

全ての前歯をセラミッククラウンにすると歯の切削量が非常に多くなってしまうため、歯のホワイトニングを行って頂き色の強い部分のみコンポジットレジン修復にて審美治療を行うこととしました。

 

 

一か月ホームホワイトニングを行って頂き歯の明度が上がり白い綺麗な歯になりました。この白くなった色に合わせてコンポジットレジン修復を行っていきます。

 

 

コンポジットレジン修復後の写真です。歯の切削量を最小限に歯を白く美しくすることができました。今後、歯列矯正により歯並びを改善していく予定です。歯のは一度削ると二度と戻ってきません。セラミッククラウンやセラミックの詰め物にしなければいけない時ももちろん多くあります。

でも、その歯本当にそんなに削っていいんですか?セラミックで治さないといけないですか??門前仲町髙木歯科では皆様が納得した治療提供し、皆様の歯を残せるように全力で治療しています。

 

 

投稿日:2021年10月6日